H さんのケース

 

 

 

 

日本に住むご両親が、ドイツに住む娘さんのご家族に家をプレゼント購入するケースです。

 

 

 

 

 

(一番下からスタートして、上から新しい順です)

 

 

質問:

 

 

返信が遅くなってしまって申し訳ないです。

今回色々と相談に乗って頂き、沢山教えて頂いたお陰で今は不安は少しになりました。

本当にご丁寧にありがとうございました。とても感謝しております。

 

こちらではなかなか希望の物件が見つからないかもしれませんが、根気強く探してみようと思います。

また何か困ったことが出て来たら相談に乗って頂くことにるかもしれませんが、宜しくお願いします。

 

P.S 川崎様のHPの色々なところも拝見させて頂きました。色々幅広くご活躍なさっているようで素晴らしいですね。今後もまたちょくちょくHP、訪れてみます。

 

 

回答:

ご連絡ありがとうございます。
 
サイトに掲載したての内容を既にご覧いただきました様で、嬉しく思います。
実は掲載されているもの以外にも過去に例があるのですが、後回しにしておくと忘れてしまうので、今回はすぐに書きましたが、それをたまたまご覧になられたとは奇遇です。
 
売買契約書の量は10〜20ページ程度です。1〜3週間程で確認すれば良いと思います。
 
東欧から人が移動しやすくなり、難民も多く受け入れたりして現在ドイツでは不動産業界が売り手・貸し手市場です。
 
例えばデュッセルドルフでは、良い物件が見つかっても、見学もせずにすぐに決めてしまう投資家がいる状態ですので、実際の購入に辿りつけるまで苦労されるかもしれませんが、良い物件が決まることを願っています。

 

 

 

質問:

ご丁寧な返信、ありがとうございました。
そして川崎様のHPをチェックしたところ、早速
うちの事例も載せて頂いていて、今後、他の方のためにもなるのではないか、と嬉しく思います。重ねてお礼申し上げます。

 

不動産購入の流れ、詳しく書いて頂き、よく理解できました。まだまだめぼしい物件は見つかりそうにありませんが、気に入りそうな物件が見つかり次第この手順で進めて行こうと思います。

 

Notarでの通訳の件も川崎様のお陰で不安が少し減りました。ありがとうございます。売買契約書は事前に送られて来るということですが、それがどのくらいの分厚い冊子なのか、そしてそれが送られてきてからどのくらいの期間でNotarに予約を入れて、契約日に集まることになるのかがわからないので、もしかしたらNotarに通訳を同伴することになるかもしれませんが、とりあえず売買契約契約書が事前に手元に届きいて確認できるのは大きいですね。


アポスティーユに関しても手続きが面倒なので、購入者本人が来独する場合は不要とのことで一安心です。海外での不動産購入は初めてなので流れが分からず、母国語ではないために不安はつきものだと思いますが、一度購入してしまえば次回からは、契約内容さえしっかりと確認できれば問題ないように感じました。

 

今回の川崎様との一連のやりとりで今まで感じていた不安はかなり取り払われたので、まずは物件を見つけ、見学に行ってみます。その際「購入者がドイツ以外に住む外国人」ということで、他の購入者との競争が激しいと思われますが、そこは値段交渉なのかな、と思いますがどうでしょうか。

 

今後また何か分からないことが出てきましたら申し訳ないですが、再び相談させて頂くことは可能でしょうか。

 

お忙しい中、敏速に詳しく対応して頂いて感謝しております。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

回答:

ドイツでの不動産購入(一括払いの場合)の流れは次のようになります。
 
1. 有力インターネットサイトなどで物件を見つけ、見学に行く。
 
2. 物件が決まったら、売り手側と相談して公証人(司法書士 Notar)を決め、売買契約書を用意してもらう。その際に、英語併記の契約書を作ってもらうことは可能です。
 
3. 売買契約書が出来上がると送られてくるので、内容を確認して問題がなければ、Notar にての契約日時を決める。間違いや問題があれば訂正依頼をする。
 
4. 契約書が出来上がり、日時を決めた契約日に、Notar にて販売者、購入者がそろって売買契約書書(Kaufvertrag)の読み合わせをしてサインをする。
 
5. 売買契約書に基づいた、あるいは Notar が明言してくれるタイミングに住宅購入金、公証人や販売仲介者への手数料、各種税金等を支払う。
 
英語併記が可能である売買契約契約書は前もって送られて来ますので、それを確認できます。お父様(購入者)が英語もドイツ語も出来ない場合は通訳の同行が必須です。ほとんどの Notar の場合、通訳はドイツ公認である必要はありません。ご本人(奥様)がドイツ語が出来れば、それでも構わないはずですので、前もって Notar とご確認下さい。
 
アポスティーユの要不要は、お父様がドイツに来られない場合に必要になってきます。お父様が来られるのは、物件を選んだ後になりますので、90日も必要ありません。実際には Notar に行く時だけ必要です。
 
土地債務(Grundschuld)の申し込みに関しては、やはり Notar に行った際に、その旨アドバイスが出ますので、それに従えば問題ありません。

 

 

 

 

 

質問:

早速の返信、ありがとうございます。
 
ドイツ外に住む外国人が不動産を購入したという人が身近に誰もいないので、川崎様のような経験のある方に相談することができ、本当に心強いです。ありがとうございます。
 
「購入された物件は人に貸して家賃収入を得るのではなく、ご自身が住むという理解で間違いないでしょうか?」というご質問ですが、はい、誰かに貸すわけではなく父名義で、実際には私たち子供と孫が住むということでの購入です。
 
その際私たちは電気代等、生活に必要な費用は払いますが、賃料は父に払わないと、父と話しています。
 
 
ドイツでの不動産購入(一括払いの場合)の流れですが、
 
1. 物件を見つけ、見学に行く
 

2.公証人(司法書士 Notar)との面会日を予約する

 

3.予約日に販売者、購入者、公証人がそろって住宅購入契約書(Kaufvertrag)の読み合わせをしてサインする

 

4.土地債務(Grundschuld)の申し込みをする

 

5.頭金を支払う、又は住宅購入金全額を支払い、公証人や販売仲介者への手数料、各種税金等も払う

でよろしいでしょうか。

 

 

この際、父が同席するとなると3-5だと思いますが、住宅購入契約書の読み合わせの際、日本人の通訳をつけることは可能なのでしょうか。

 

そしてその通訳者はドイツ公認の免許を持つ人ではないといけませんよね。夫は、住宅購入の契約書の内容は不動産購入の経験のないドイツ人にとっても難しいと言うので、私たちが曖昧に訳すのではなく

通訳の方にお願いしてしっかりと訳してもらう方が良いと考えています。

 

その場合、日本語での内容を理解したと確認するためにアポスティーユ等が必要なのでしょうか。不動産購入のために父が日本からドイツに来ることは可能ですが、何度も来独するということは避けたいと思っています。

 

加えてビザがないので最長90日の滞在となりますが、なんとかその滞在期間で購入までたどり着けたら、と思っています。

 

何も始まっていない今のうちから考えすぎかもしれませんが、とりあえず流れと必要なことを教えて頂けると幸いです。

 

お手数をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

回答:

お問い合わせありがとうございます。
 
早速ですが、まずは日本に住む人(ドイツに住んでいない外国人)がドイツの不動産を購入することは、(ドイツ側では)全く問題ありません。
 
私のお客様や知人が既に何人も実際にそうされています。購入の際にこちらに来られる人もいますが、書類を揃えれば来なくても可能です。
 
但し、急いで物件を見つけて購入するというのは難しいかもしれません。昔、業界で一般的に言われていたのが、住宅の購入を考えてから探し出し、実際の購入に至るまでの平均が約1年です。
 
そして現在のドイツの不動産売買及び賃貸の状況はかなりの売り手市場、貸し手市場ですので、さらにそれが難しくなっています。
 
ご明記されたご予算があれば、4人家族に十分な、ある程度の物件を購入できると思いますが、前述の現状からオファーが少ない状況は事実です。
 
XXXXXXX の方は、こちらデュッセルドルフの方よりもかなり高いとは私も聞いています。
 
でもご予算の金額があれば、銀行の融資に頼らなくても大丈夫ではないでしょうか?
 
ところで購入された物件は人に貸して家賃収入を得るのではなく、ご自身が住むという理解で間違いないでしょうか?
 
ご本人が住むのではなく、賃貸経営をされるのでしたら、融資も受けて物件も大きくして家賃収入を大きくするという考え方もできます。
 
ドイツは無税で相続できる金額がある程度高いので、購入者はまずはお父様でも良いのではないでしょうか?
 
 

 

質問:

はじめまして、こんにちは。
早速ですが、相談、宜しくお願い致します。


日本にいる父は最近日本で持っていた土地を売ったそうです。
そしてそこで出た利益で私たち家族4人(ドイツ人夫、日本人の私、子ども2人)にドイツで家またはアパートを買ってあげたいと、10日ほど前に言われました。


突然のことで驚いているのですが、両親に「今はレートがいいので、早く物件を探して見学してきなさい」と急かされています。


ということで、早速物件を探し始めたのですが、現在こちらでは家、アパートはほとんどなく、あってもとても高いです(4部屋、83平方メートル以上のものを探しています。予算は550000€ほどです)。

 

そして、見つけたとしても理想のものに巡りあって、購入までたどり着くにはかなり時間がかかるのでは...と思います。それと同時に、外国人の父、しかもドイツに住んでいない人(ドイツ語も英語もできません)がドイツで住宅を買うのはかなり難しいのではないかと思い始めました。


こちらのサイトのQ&AのクライアントGさんとのやりとりを見ましたが、やはりGさんが直接購入されていましたよね。


ドイツで不動産を購入したとしても購入時の両国に払う税金に加え、ドイツでの固定資産税等も毎年払わなければならないと思うので、正直勿体無いのかな、と思います。


そう思い、では生前贈与として資金を私に譲り、父が買うのではなく、私が直接買うことも可能なのかも、と思いますが、そちらもやはり金額が高額なために日本での税金で、半分以上持っていかれるようです。


両親はこのような事情を知らずに日本での住宅購入のようにあっさりと購入できると思っているようですが、相当ハードルが高いですよね。


もちろん私たちは父からの好意は本当に嬉しいと思っているのですが、現地に住んでいない人が不動産を購入することの手続きがとにかく大変で面倒なこと、そして住宅購入以外に色々と出費が嵩むこと、
また、それにはどこに出向いて何が必要なのか等、わからないことだらけで困っています。


もし購入するとすれば、父は一括で払えると言っていますが、ローンの方が信用されるのでは、とも思いますが、父はもうすぐ70なので、そこのところも引っかかるところです。


私たちはずっと賃貸で暮らしていくつもりだったのでドイツでの不動産に関する知識が何もなく、重ねてその購入者が外国に住む第三者の購入ということで途方に暮れています。


初めての質問がこのようにややこしい件で大変申し訳ないのですが、どうにかお力をお貸しいただけないかと思い、メッセージを送らせていただきました。


返信、宜しくお願い致します。