新しいビジネスをスタートさせるために必須なのがビジネスプランです。ビジネスプラントとは、そのビジネスがどういうものであるのかを説明する概略説明で、そのビジネスがどういうビジネスなのかの説明記述から始まり、どうしてそれが必要なのかを明記します。
ビジネスプランで最も大事なものが P/L (Profit&Loss、損益計算書、独名: Gewinn und Verlust) というものになります。 年単位で、そのビジネスで生まれる売り上げが、そのビジネスで生まれる費用を上回り、利益が出、そのお金で生計が立てられるかどうかを一目瞭然で示すものです。
それは銀行や投資家から融資を受ける際の説明になるだけではなく、自営業者としてドイツでビザを取得する際にも必要です。
外国人局が知りたいのは、その人がそのビジネスで生計を立てられるかどうかです。滞在ビザを申請すると、普通は外国人局、IHK(商工会議所) あるいは市の経済振興公社、そして労働局の人間が一緒に審議を行います。
申請者が、生計を立てられずに失業者になってしまうことや、ドイツ人の職を脅かさないということが最も大事なポイントになりますが、そのビジネスが生まれると、どうドイツの社会に貢献できるのか、将来の(ドイツ人) の雇用は見込めるのかなどを明記できればベストです。
下は、国が発行している独立・企業のための説明資料・見本ですので、これに沿って作成します。大事なことは、専門性を持たせることよりも、一目瞭然で誰にでも分かりやすく書くことです。
ビジネスプランの構成 (国が発行する、独立に関する詳しい資料から)
1. そのビジネスに関する内容のまとめ
2. 創業者について
3. そのビジネスのアイデア: 製品・サービス
4. 市場と競合について - 顧客、競合、ロケーション、
5. マーケティングについて - オファー(製品・サービスの提供) 戦略、価格戦略、営業戦略、宣伝広告戦略。
6. 組織について - 社員
7. 法的な組織の形態
8. チャンスとリスクに関して
9. 資本金、資金調達に関して - 資本金を準備する計画内容、ファイナンシャルプラン、自己資 金、外部調達資金、閉鎖の見通し、利益の見通しとそのビジネスの価値、予想P/L、
10. その他の資料